野球

FA(フリーエージェント)移籍は裏切りか?選手にも生活がある

今日のスポニチで、個人的にスッキリする記事があった。
プロ野球のFA(フリーエージェント)に関する記事。

広島を離れ、巨人入りを決断した丸佳浩外野手(29)の周辺がかまびすしい。大きな契約が絡む人気ライバル球団への移籍。しかも2年連続MVPを誇る屈指の強打者だけに、さまざまな記事や反応がメディアやネット上をにぎわせる。
ただし移籍理由を巡っては、看過できない臆測や中傷が少なくない。何も事情を知らない他球団のOBが「間違いなくお金」と言い切り、同調して「裏切り者」などと批判する声も散見する。その度に、担当記者としては強い違和感を覚える。

(中略)

「巨人に行ったら、ボクは裏切り者になるんでしょうね……」。言うまでもなく、プロの評価は金銭だ。今回の大型契約は、丸自身が頑張った証であり、勲章でもある。リーグ3連覇に貢献し、権利を得て、悩んだ末に新たな道を選んだら、いわれのない中傷を受ける。何ともやりきれない。

(「FA移籍した丸へのいわれなき中傷に思う」スポーツニッポン 2018年12月10日付)

ここからはあくまでも自分の考えを書きます。

選手はドラフトで指名された球団にしか入れない。この時点では野球選手には職業(会社)の選択の自由はない。FA権を得ることで自由に移籍できる。ただ、球団の誘いがないとダメなので、完全な自由かといえばそうではない。
選手の価値、評価は、お金だ。これまでの評価と期待値がそこにはあるわけで。そこでまず移籍先にするかどうかの判断になる。

東京ドーム Photo by. 足成

そりゃ当然だ。たしかにファンファーストだが、選手だって個人事業主。労働者だ。家族を養わなければならない。引退後の収入のことを考えたら、また、怪我のリスクを考えたら、高額の評価をした球団に行くのは当然の判断だ。もちろんファンあっての野球選手ではあるが、ファンのため「だけ」で野球選手しているわけではない。選手はボランティアではない。
今回の丸選手のように、外野の連中が裏切り者だとか、叩く筋合いはない。男気だけで球団は、いや、自分の戦う場所は選べない。

また、獲得したジャイアンツだって、若手の育成を由伸政権でやってきたけど、監督が変わればやり方も変わるのは当然。まして優勝争いから遠ざかってるのだから、なおさら。
それにジャイアンツは他球団と違って良くも悪くも目立つ。

財界には「燦燦会」なる激励会もある(←一般のジャイアンツファンからしたらありがた迷惑)。
勝たないと批判される。勝っても金の力とか言われて批判される。
負けて文句言われるなら勝てばいい。

ジャイアンツはカープやファイターズと違い、若手育成だけで勝てるチームではない。どのチームもエース級の投手を先発に投入してくるんだし、若手育成のために若手だけで試合に臨んでも勝ち目がない。ケガで欠けるかもしれないそのリスクのために選手層を厚くしなきゃシーズンもたないし、優勝も期待薄だ。