プロ野球シーズン中の仕事のしかた(在宅時)

在宅ワークで独立してからというもの、プロ野球のある日常が、生活と仕事のリズムを整える軸になっています。中学、高校(の途中まで)野球部だった私は三度のめしと同じくらい野球が好きで、人生=ジャイアンツファン歴のようなものです。独立後は、仕事の時間を“好き”に合わせて自由に組めるようになりました。
ナイターに合わせて仕事を終える自由
プロ野球のシーズン中、平日の夜はほとんどナイターが組まれています。試合がない月曜(ごく稀に試合がある)以外、ほぼ毎日、夕方からの試合の中継を観ており、日常の一部になっています。
在宅ワークの今、ナイター中継を観ながらの“ながら作業”は極力しません。集中力が下がるからです。そのため、基本的には17時か18時までには仕事を一区切りつけるようにしています。業務が立て込んでいるときは、試合終了後の21時以降に再開し、遅くとも22時半には終えるようにしています。
独立後の在宅ワークでは、仕事の時間割を自分で決められます。この柔軟性は、会社員時代には得られなかった働き方の大きな利点です。
観戦スタイルも働き方も変わった
独立してからは東京に行く機会がぐっと減りました。かつては仕事帰りに東京ドームへ直行し、途中から観戦することもありました。
しかも今、東京ドームのチケットは取りづらく、ようやく取れても2階席の奥や出入りしにくい中央列など、満足のいく席に座れる機会は少ないのが現実です。そのため、地元・埼玉のベルーナドームを中心に観戦に出かけています。埼玉西武や北海道日本ハムの試合も好きで、平日でも仕事を前倒しすれば夕方から球場に向かうことができます。
この身軽さは、在宅ワークという働き方、そして独立したからこそ手に入れられた自由です。
好きなものを軸に仕事を組み立てる
会社員だった頃は、ナイター中継をリアルタイムで見ることはまずできませんでした。仕事が終わって帰宅するころには、すでに試合が終わっていたり、終盤の数プレーしか見られなかったりという日々でした。
しかし今は、仕事を調整すればプレイボールから観戦でき、試合をじっくり楽しめます。移動中にスマホやタブレットで視聴する人も増え、働き方そのものが変化しています。
在宅で仕事をするようになり、好きなものを生活の真ん中に置いて働くという感覚が自然になりました。プロ野球は、単なる娯楽や息抜きではなく、毎日のスケジューリングと気分転換の核になっています。独立後の働き方を考えるうえで、「何を優先したいのか」「何を軸に生活をつくりたいのか」は重要な視点です。
“仕事中心”ではなく“自分中心”の働き方。プロ野球を楽しむ毎日は、それを実現するひとつのかたちです。