働き方改革
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「電話恐怖症」ではないけど、電話嫌いな理由

eguyan
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学生の頃は電話が好きでした。
というより、連絡手段として電話しかなかったからですが。
高校時代はまだポケベルが出た頃で、私が使い始めたのは卒業後のこと。
大学に入ると、通学時間が長かったこともあって携帯電話やPHSを持ち歩くようになりました。
大学3年か4年の頃になると、学内にパソコンルームが設けられ、全学生が自由にインターネットを使えるようになりました。
電話を「楽しい」と感じていたのはそのころまででした。

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社会人になって電話嫌いになった理由

社会人になってからはだんだんと電話が嫌いになりつつ。
新卒で入った会社で配属された金融系SEの部門。
右も左も分からない新卒のド素人に、専門用語を並べて問い合わせが来ても答えられるわけがありません。
大きい会社だったのでフロアも広く、名前と顔が一致しない社員ばかり。
誰がどんな担当かも分からず、ただ受話器を握るだけで緊張する毎日でした。
会社では「積極的に電話に出ろ」と言われますが、実際は部門の庶務担当の女性社員が先に取ることが多かったです。

さらに不可解だったのは、各自に直通番号があるにもかかわらず、目の前で自分の電話が鳴っても出ない人たち。
なぜ出ないのか理解できず、違和感ばかりが募りました。
それから何年も経過して入社した前職でも状況は同じで、各部門に代表番号があるのに、結局は女性社員や人事総務が最初に対応させられる。
直接つながる社用携帯を持っているのに、わざわざ会社の固定電話を経由させるのです。
効率が悪い上に、「電話は女性が取るもの」「人事総務が出るもの」といった固定観念を押し付けられるのは本当にいやでした。

電話を取り続けるうちに、徐々に名前と顔が一致するようになったことはいい経験になったと思いますが、正直それくらいしかメリットは感じませんでした。

世代を超えた電話嫌い

Z世代の若者に「電話恐怖症」が多いという話をよく耳にしますが、氷河期世代の私は「電話恐怖症」というほどではないけど、電話嫌いという意味では若者の気持ちはわかります。
相手の都合を一切無視してかけてくる電話に振り回されるのは、世代を問わずストレスになるものです。
今は独立して、自分で方針を決めることができます。
そのため、電話番号を公表することはしていません。
名刺にも記載していませんが、最初の頃には書いていました。
結局は営業電話ばかりで無意味でした。

外部のセミナーに申し込む際、いまだに電話番号の記載を求められることがありますが、あれは本当にやめてほしい。
いまや連絡手段はいくらでもあります。
メールで十分ですし、むしろSlackやChatworkのIDを共有したほうが合理的です。
プライベートだったら、万が一の時は通話もできるLINEがわかればそれで充分です。
効率もよく、相手の都合を尊重できるコミュニケーション手段を無視して「電話必須」とする発想こそ、時代遅れの象徴ではないでしょうか。

電話に縛られない自由

独立した今、電話を気にせずに働けるのは大きな解放感です。
今電話してくるのは、仕事と関係ない金融系(証券会社と生保会社)くらい。
顧客とのやり取りはメールやチャットが中心で、履歴が残るから後から確認できる安心感もあります。
かつてのように、電話に振り回されることもなくなりました。
もちろん電話が完全に不要だとは言いません。
緊急時や即断即決が求められる場面では今も有効な手段です。
ただ、誰もが当たり前に電話を第一の連絡手段と考える時代は終わったと強く感じています。

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EGUYAN
富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション(Well is)代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。
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