コラム
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体育会系気質にいいことなんてほぼない

eguyan
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全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)が始まり、今年も熱戦が繰り広げられています。
昨日の県立岐阜商業高校と横浜高校の延長11回に及ぶ死闘は、まさに球史に残る名勝負でした。
しかし一方で、不祥事によって出場を辞退する学校もあり、体育会系気質の影がいまだに残っていることを痛感します。

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体育会系文化の根強い弊害

スポーツ系の部活動、とくに野球部には「気合と根性」に基づく体育会系文化が根強く残っています。
野球系の動画やプロ野球OBの発信では、高校・大学時代の寮生活やしごきの厳しさに触れ、「二度とやりたくない」と語る場面をよく目に(耳に)します。
私自身も高校途中まで野球部に在籍していましたが、校内の体育コースの生徒は気合至上主義で、非体育会系の生徒に威圧的にふるまう様子も見られました。
こうした空気は不祥事の温床となり、特定の学校に限らず、当時は多くの現場に共通していた構造だと実感します。

体育会系価値観が職場に持ち込まれる現実

問題は教育現場にとどまりません。
体育会系気質を社会へ持ち込む人材が組織の中核を担うと、上下関係を絶対視する態度や理不尽な精神論が常態化し、ハラスメントやメンタル不調のリスクが高まります。
私が勤務していた会社でも、営業部門で体育会系的な価値観を押しつける上司が存在し、部下のモチベーション低下や離職につながる場面がありました。
ウェルビーイング経営が求められる現代において、恐怖による統制は成果よりも損失を生み、組織の信頼と生産性を確実に下げます。

体育会系気質にメリットはない

精神的に鍛えられたと感じる人がいるのは事実ですが、それは過酷な環境で「生き残れた一部」の経験に過ぎません。
多くの人にとっては、理不尽な上下関係やいじめが創造性と自律性を奪い、組織の多様性を阻害します。
体育会系気質に本質的なメリットはなく、教育現場でも職場でも、根性論ではなく相互尊重と公正なルール、健全なコミュニケーションを基盤とする文化づくりこそが必要です。
甲子園の熱戦は称賛されるべきですが、その裏の体育会系文化を美化せず、ウェルビーイングを軸にした健全な組織運営へ舵を切るべきです。

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EGUYAN
富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション(Well is)代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。
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