個人事業主が異業種交流会で名刺交換する際に注意しておきたいこと
異業種交流会や地域活性化イベントは、様々な業界の人々と出会う絶好の機会です。
しかし、名刺交換を通じて得られるものは必ずしも良いものばかりではありません。
私自身、独立後に面倒なことに遭遇したことがあるので、それを踏まえて名刺交換時に気を付けるべきポイントをお伝えします。
名刺交換後に相手の背景をチェックする
異業種交流会で名刺を交換すると、時には予想外のビジネスチャンスに繋がることもあります。 私はもともと地域活性化にかかわる仕事がしたくて、情報収集や、地域に関わる人たちとの結びつきを得ようと、地域活性化(移住、多拠点交流など)のイベントに何度か参加したことがあります。
そのイベントで名刺を交換した相手から、後にお仕事を頂いたことがあります。
しかし、その一方で、全く関係のない商材やセミナーに勧誘された経験も少なくありません。
まずは、名刺をもらったら、相手がどのような業界に属し、どのような事業をしているのかを確認しましょう。
直接相手に質問したり、ネットで調べてみる。
その上で、信頼できる相手だと感じたら、そのあとメールなどでやりとりしてみるとよいでしょう。
断る勇気を持つ
名刺交換をしたからと言って、必ずしもその後の関係を築く必要はありません。 私は以前、地域活性化とは関係のない業界の人からしつこく営業をかけられたことがあります。 そういった場合は、はっきりと断ることが大切です。 興味がない場合や不必要な場合は、名刺を破棄してしまっても構いません。 後日、電話やメールで連絡があった場合も、無視するか丁寧にお断りしましょう。
個人情報は慎重に扱う
個人事業主として活動していると、名刺に自分の連絡先を載せることもあると思います。
私は独立して最初の方は、自分の携帯番号を載せてしまいました。
電話番号を安易に載せてしまうと、しつこい営業電話がかかってくることがあります。
一度断ったにもかかわらず、その後も何度も電話がかかってきたことがありました。
今では専用番号を持っていますが(それでも名刺には載せていません)、個人携帯番号は電話帳に登録している人以外は自動的に留守電に行くようにしています。
ですので、名刺にはできるだけ電話番号を載せないようにするか、営業用の専用番号を作るなどの工夫をすると良いでしょう。
(自宅住所を載せるのは非常に危険だと思うので、個人的には論外です)
異業種交流会での名刺交換は、新たな出会いやビジネスチャンスを広げるための重要なステップです。
しかし、相手の背景をしっかり確認し、必要に応じて断る勇気を持つことが、より安全で効果的なネットワーキングにつながります。