孤独との付き合い方。大人の働き方に必要な“ひとり時間”の整え方

仕事でも人生でも、ふとした瞬間に「孤独」を感じることはありませんか？
私はあります・・・
SNSでの他人の活躍、経営判断を下す夜、静かな自宅のデスク、etc。
大人の私たちは、思った以上に“ひとり”と向き合う時間が増えています。

孤独は「大人の弱さ」ではなく「内省のチャンス」

大人になってからの孤独は、学生時代のような“さみしさ”とは違います。
たとえば、会社での責任を一身に背負っているとき、フリーランスとして誰にも相談できないとき。
誰かに囲まれていても、心はどこかでひとりきり。そんな感覚に覚えがある方も多いのではないでしょうか。

特に、就職氷河期世代や個人事業主・経営者といった「自力で生き抜いてきた世代」、いわゆる「ロスジェネ世代」は、無意識のうちに「孤独＝耐えるもの」と捉えてしまいがちです。
でも、実は孤独は自分を整える絶好の機会でもあります。

「なぜ、今こんな気持ちになっているのか？」
「本当は誰かに聞いてほしいのか、それとも静かにしたいのか？」
そうやって自分の声に耳を傾けられるのは、ひとり時間だけなのです。

孤独との上手な付き合い方：3つのヒント

孤独を感じたとき、焦って人に会おうとしなくても大丈夫です。
むしろ、孤独を受け入れ、整える力こそ、これからの大人の働き方に必要なのかもしれません。

1. 感情を「書く」ことで客観視する

孤独な気持ちを、スマホのメモやノートに書き出してみてください。
「誰とも話していないけど、今日は意外と充実してた」
「実は、ひとりのほうが落ち着く」
――そんな本音に気づけることがあります。文字にすると、心のもやもやが整います。

2. あえて“ひとり時間”を予定に組み込む

週末にひとりでカフェに行く、早朝に散歩をする、本屋で静かに過ごす…。
意識して「ひとりの時間」を予定に入れることで、孤独が「不意にやってくる不安」から「自分を整える時間」に変わります。

3. ゆるいつながりを大切にする

孤独を感じたとき、無理に深い関係を築こうとする必要はありません。
SNSのやりとり、近所の店員さんとの会話、オンラインイベントでの雑談――
“ゆるいつながり”は、孤独の緩衝材として十分に機能してくれます。

「孤独を整える力」がこれからの働き方を支える

働き方の選択肢が広がる一方で、「ひとりで働くこと」が当たり前になってきました。
テレワーク、副業、フリーランス――便利さと引き換えに、孤独はすぐ隣にあります。
今現在も私は孤独です。孤独と闘いながら個人事業主をしています。

ですが、孤独を受け入れられる人こそ、自律的に働ける人です。
誰かの目がない中でも、自分のペースで動き、感情を調整し、軸を持って行動できる。
それは、個人として、また経営者として、これからの不確実な時代を生き抜く力そのものです。
（とはいえ、やっぱり時にはしんどくもなりますが・・・）

まずは今日、5分でもいいので、スマホを置いて、自分の内側と向き合う時間を持ってみませんか？
孤独は敵ではなく、あなたの内面を磨く味方です。

EGUYAN

富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション（Well is）代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。