とにかく自分をほめよう

毎日、暑い日が続いています。
気づかないうちに心も体も疲れがたまり、やる気が出なかったり、気力が落ち込んだりすることもあるでしょう。そんなときは、とにかく自分をほめることが、心の健康を保つうえでとても効果的です。
自分の行動や努力を認めることは、自己肯定感の土台となり、ストレス軽減や疲労回復にもつながります。
「コウペンちゃん」が教えてくれる肯定の力
テレビ朝日系で放送されているアニメ『コウペンちゃん』をご存じでしょうか。毎週日曜日、朝8時28分から約1〜2分間だけ放送されるミニ番組です(「グッド!モーニング」のすぐ後)。
このアニメでは、コウペンちゃんが「朝起きて、えら〜い!」「歯みがきして、えら〜い!」と、当たり前のような行動をやさしく肯定してくれます。
日曜日の朝といえば、他局では報道番組や経済情報番組やCMなど、ビジネス層をターゲットにした硬めの内容が多めです。
その中で流れるコウペンちゃんのアニメは、ほっと心がゆるむ貴重な癒しの時間になっています。
大人になると、誰かから褒められる機会が極端に減っていきます。だからこそ、自分の中で「ちゃんとできたこと」を見つけて認める習慣が、自己肯定感を守るうえで重要になってきます。
小さな達成を認めることが自己肯定感を育てる
何かに挑戦したという事実には、それだけで意味があります。
結果がどうだったかに関係なく、「やってみた」「動いてみた」その一歩を、自分自身がきちんと認めてあげることが、心の安定をもたらします。
たとえば、疲れている中で料理をした、書類を整理した、早めに寝る準備をした。どれも小さなことに見えて、日常を健やかに保つための立派な行動です。
特に夏は、暑さで集中力が落ちたり、体力の消耗も激しくなります。そんななかで何か一つでも行動できたなら、それは間違いなく「えらい」と言えます。
完璧でなくてもいい、昨日より少し進めたなら、それで十分です。自分の努力を見落とさず、意識してほめていくことが、前向きなエネルギーを育ててくれます。
継続できた自分をほめて、疲れた週末を癒す
私は先月から、ブログを毎日更新しています。
(もう何度目の「毎日更新」のチャレンジでしょう・・・)
忙しい日もありましたし、何を書こうかネタがなくて困った日もありましたが、それでも今日もこうして書いています。これを更新したら、連続更新が続いていきます。
この積み重ねだけでも、自分をほめるにふさわしい出来事です。
続けるという行為は、誰に見られていなくても、自分の中に確かな価値を積み上げていきます。
だからこそ、「誰かに評価されること」よりも「自分で自分を認めること」が、内面の充実感や安心感をもたらします。
今日は土曜日。
一週間がんばって過ごしてきた自分を、少しだけ立ち止まって見つめてみてください。仕事をこなし、日常をまわし、時に耐え、笑って、今日ここにいること。
そのすべてに対して、「今週も頑張ってえら~い!」と自分に声をかけましょう。
自分をほめることは、決して甘えではなく、心のセルフケアの第一歩です。
誰かに褒められなくても、自分が自分を認められる状態をつくっていくことこそが、疲れた心をじんわりと癒し、次の一歩を踏み出す力になります。