埼玉在住者の移動は車と電車、どちらがいいか。

埼玉県川越市で暮らす私にとって、移動手段は「車か電車か」の二択ではありません。
どちらも場面によって使い分けながら、快適な生活を維持しています。
実際の暮らしの中で感じた車と電車それぞれのメリット・デメリットを書いていこうと思います。
車が便利な場面は確かに多い
私が暮らす川越市には、東武東上線・西武新宿線・JR川越線の3つの鉄道路線があります。
しかし、それだけで移動が完結するわけではありません。
同じ埼玉県内でも、大宮(さいたま市)以南のJR沿線エリアなら駅間が短く、バス路線も充実していて、車がなくても生活できるかもしれません。
けれど、県内の多くの場所では、やはり車がないと不便です。
私自身、日常の買い物はほとんど車を使いますし、駅から離れた目的地に行くときも車移動が基本です。
今年のような猛暑の夏は、最寄りのバス停から川越駅までバスを使った日もあれば、駅前のコインパーキングまで車で行った日もありました。
コインパーキングは最大料金(だいたい700~1,000円)があるので、安くはないですが、徒歩圏内とはいえ、体調と気温を考えると無理はできません。
たとえば富士見市にある「ららぽーと」へ行く場合、車なら渋滞がなければ30分かからず到着します。
広い無料駐車場もあり、平日であれば混雑も少なく、快適に利用できます。
電車とバスでも本数が多いので移動は便利ですが、大きい買い物やたくさん買う場合は、車を使います。
電車移動は時間を有効活用できる
一方で、私は電車に乗るのが好きです。
大宮や所沢、都心方面に行くときは、よほどの事情がない限り電車を選びます。
電車であれば渋滞の心配もなく、コインパーキング代を気にする必要もありません。
何より、移動時間を「使える時間」にできるのが電車移動の大きな魅力です。
スマホで資料を読んだり、メール返信をしたり、本を読んだりと、移動しながらも仕事や学びに集中できます。
これは、運転に神経を使う車移動では得られないメリットです。
また、地方に出かけるときは、最寄り駅まで電車で行き、現地でレンタカーを借りるというハイブリッドな移動スタイルをしています。
電車と車、それぞれの強みをうまく組み合わせることで、効率的な移動が可能です。
車社会が進む地方、でも公共交通を諦めたくない
最近は、地方での鉄道やバスの減便・廃止が相次いでいます。
赤字や人手不足が主な原因ですが、その結果として公共交通を使った移動がますます難しくなっています。
こうした流れの中で、車社会がさらに加速しています。
車を持てない高齢者や学生、若者たちにとっては移動の自由が奪われ、地域での生活の質も低下してしまいます。
そして最終的には「住みにくい地方を離れ、都会へ移る」という選択が増えてしまいかねません。
私自身は、できる限り公共交通機関を使いながら、車とバランスよく付き合っています。
鉄道やバスを廃止してしまえば、それこそ地域の選択肢はどんどん狭まってしまいます。
移動手段の自由は、暮らしの質を左右する重要な要素です。
車も電車も上手に使いながら、誰もが暮らしやすい地域社会を維持するために、個人レベルでも意識と行動を変えていくことが必要です。