コラム
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成功者の話よりもしくじり話から学ぼう

eguyan
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書店に行けば「成功者の法則」や「勝ち続ける人の習慣」といったタイトルの本が並びますが、実際に役に立つのは、成功談よりしくじり談だと感じています。

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なぜ人は「成功者の話」に惹かれるのか

オリンピックの金メダリストが登壇するトークショーや講演会は、立ち見が出るほどの人気イベントです。
会場では、子どもたちから「どうすれば金メダルを取れますか?」的な質問が必ずと言っていいほど出てきます。大人もまた、金メダリストの教育法や練習法を知ろうと本を買ったり、講演に参加したりします。

もちろん、子どもがまだ幼いうちであれば、将来的にトップ選手になる可能性はゼロではありません。しかし、そのためには本人の素質や環境、そして何より本人自身の意志が欠かせません。
親が熱心でも、本人がその気にならなければ、金メダリストの再現はまず不可能です。

つまり、成功談は魅力的に聞こえますが、条件がそろわなければ再現しづらいのです。

しくじり話には「明日から使える学び」が詰まっている

テレビ番組『しくじり先生』が長く人気なのは、失敗談の中にこそ人が共感し、そこから学べることが多いからでしょう。

どん底から復活した人、成功したあとに転落した人・・・
彼らの話には「なぜ失敗したのか」「どのように立ち上がったのか」という、誰にでも応用できる要素が詰まっています。

もちろん、人生には運やタイミングといったコントロールできない要素もあります。しかし、失敗のプロセスには

  • 無理をした
  • 周りの声に流された
  • 情報不足だった
  • 準備が足りなかった
  • 自分を過信した

などといった共通点があります。

こうした“しくじりパターン”は、多くの人に共通します。
だからこそ、しくじり話は再現性が高く、私たちの行動や判断に役立つ学びになるのです。

失敗を「避ける」よりも、失敗から「学ぶ」ほうが強い

ユニクロの柳井正氏は著書で「9つ失敗して1つ成功すればいい」と語っています。
一流企業のトップでさえ、成功よりも失敗のほうが圧倒的に多いのです。
これは第一線で活躍するプロアスリートもそうでしょう。

私たちは、つい失敗を避けようとします。これまでの失敗を許さない日本社会の風潮もあると思います(だいぶ変わってはきてますが)。
しかし、避けてばかりでは行動が縮こまり、挑戦の幅が狭くなってしまいます。
むしろ 「失敗こそが、成功に近づくための材料」 と考えたほうが、成長のスピードは確実に上がります。

失敗すれば改善点が見える。
改善すればもう一歩前に進む。
この繰り返しが、結果として大きな成功につながります。

だからこそ、成功者の話を真似るより、しくじり話から「同じ過ちをしない方法」を吸収したほうが実用的です。

挑戦して、失敗して、また挑戦する人ほど強くなっていきます。
恥ずかしがらず、堂々と挑戦していきましょう。私も失敗しまくってます。1勝9敗なんてもんじゃないです。1勝20敗くらいですたぶん。1勝、したのか?とも思ったりもします。
失敗を糧にできる人こそ、最終的に勝てる人です。
少なくとも私はそう信じて日々過ごしています。

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EGUYAN
富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション(Well is)代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。
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