仕事道具を選べる自由こそ独立後のメリット
会社員時代、仕事道具は「与えられるもの」を使うのが当たり前でした。独立して初めて、道具を自分で選べることが、これほど大きな価値だと実感しています。
会社員は仕事道具を自由に選べない
会社では、パソコンやデスク、椅子といった仕事道具は、原則として会社から貸与されたものしか使えません。
中にはいくつか候補が用意され、その中から選べる会社もありますが、自由度は決して高くありません。
文房具については、自分が使い慣れたものやお気に入りのものを使える職場も多いですが、それすら会社指定の貸与品のみ、というケースもあるかもしれません。
私自身、文房具まで厳しく指定された会社に在籍したことはありませんが、経費節減の名のもとに「備品はできるだけ使わないように」という空気の会社はありました。
貸与PCの使いにくさが仕事の質を下げる
特にストレスを感じたのが、貸与されていたパソコンです。
おそらく消耗品費で処理したいという理由から、購入価格は10万円以内に抑えられており、メモリは4GBか8GB程度。動作が重く、固まることも少なくありませんでした。
さらに、私用のUSBは原則使用不可、Bluetoothも使えないため、キーボードやマウスも制限されます。
今のようにBluetoothキーボードやマウスが当たり前の環境に慣れてしまうと、この制約はかなりの非効率です。
経理処理が面倒だからという理由でパソコンの価格を抑え、結果として業務効率を下げてしまう。
当時から、どこか腑に落ちない気持ちはありました。
独立すると仕事道具は自分で決められる
独立すると、決められた仕事道具しか使えない、ということはありません。
自分でわざわざ縛らない限り、好きなものを使えます。
パソコンも、WindowsだろうとMacだろうと、自分が気に入ったものを選べばいい。
もちろん予算は考える必要がありますが、「自分の仕事にとって最適な道具」を基準に選べるのは、大きなメリットです。
使いやすいキーボード、疲れにくいマウス、作業効率の上がるモニター。
こうした道具に投資することで、仕事のスピードや質が上がり、結果的に時間の余裕やストレス軽減にもつながります。
なお、あまりにもオーバースペックで高額なパソコンを経費や資産として計上する場合は、合理的な理由がないと税務署に疑問を持たれる可能性はあります。
その点は注意が必要ですが、それを差し引いても、仕事道具を自分で選べる自由は、個人事業主ならではの価値だと感じています。

