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1つのことよりいろんな事を経験したほうがいい

eguyan
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変化の激しい今の時代において、1つのことだけに依存する働き方はむしろリスクが高いと感じています。視野を広げていろんな経験を積むことは、キャリアにも人生にも大きな強みになります。

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日本では“1つのことだけやらされる”文化が根強い

日本の社会には、「ひとつの仕事を長く続けるのが正しい」という価値観がまだ残っています。高度成長期に定着した終身雇用や年功賃金の影響は根深く、歴史のある企業ほど、中途採用や成果主義を否定する傾向があります。

また、社員の希望を考慮しない異動や転勤、副業(複業)の禁止など、「会社が社員の人生を強くコントロールする仕組み」が当たり前のように残っています。
もちろん会社の都合もありますが、社員の人生まで縛ってしまうのは健全ではありません。キャリアは本来、社員自身が決めるべきもの。そして企業はサポーターや伴走者であるべきです。

そして、スポーツの世界にも、たとえば日本の野球選手は、子どもの頃から高校・大学まで体育会系の空気の中で野球一筋。それ自体は素晴らしいのですが、プロ引退後に必ずしも野球に携われるとは限らず、セカンドキャリアに苦しむ選手も多いのが現実です。

一方でメジャーリーグの選手は、シーズンオフに他のスポーツに取り組んだり、資格を持って士業として活動したりと、複数のキャリアを同時に持っているケースもあります。
“野球だけ”にならない働き方は、人生に柔軟性と選択肢を与えてくれます。

これからの時代は「1つしかできない」ほうがリスクになる

IT化・自動化・AIが進む中で、ひとつのスキルや専門分野だけで働き続けるのは、以前よりも難しくなっています。会社の中でも、「その会社のやり方だけ」に染まって長く働いてしまうと、いざ転職しようとした時にスキルが通用しない…ということも起こりがちです。

だからこそ、専門以外の分野を学び、経験を積み、知識を横に広げる働き方が必要です。

  • 他部署の仕事を知る
  • 新しい仕事に挑戦する
  • 副業・複業を通じて別のスキルを得る
  • 趣味やコミュニティ活動を通じて新しい領域を知る

このように、キャリアの“幅”を広げることがこれからの時代の安定につながります。

そして、いろんな経験を重ねていくと、スキル同士の“掛け合わせ”が生まれます。
私のような「人事 × IT × 地域活性化」だったり、
「営業 × デザイン × 動画編集」
「経理 × データ分析 × コーチング」
など、一見バラバラの経験が唯一無二の専門性になっていきます。

経験の幅を広げることが、人生と社会を強くする

企業側も、社員にひとつのキャリアだけを押しつける時代ではありません。
これからの企業は、社員のキャリアに寄り添い、伴走し、選択肢を広げるサポートをしていく必要があります。そうでなければ、深刻化する人手不足時代に組織が立ち行かなくなっていきます。
同時に、中等高等教育のありかたも見直していく必要があります。

職人気質を全否定するわけではないですし、「職人」も必要です。
が、視野を広げ、いろんなことに触れ、違う世界を知る。
それは単なる“経験集め”ではありません。自分の可能性を最大化し、キャリアの選択肢を増やし、人生を豊かにするための投資です。幅広い分野の専門家になったっていいじゃないですか。

そして結果的に、「掛け合わせで価値を生む人材」が増えることは、日本社会全体にとってもプラスになります。人口減少が進む中、多様なスキルと柔軟なキャリアを持つ人材が増えることこそ、人手不足時代の最大の解決策になるはずです。

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EGUYAN
富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション(Well is)代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。
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