投票済証を初めてもらってみた

選挙に行ったあと、初めて「投票済証」というものをもらってみました。
ちょっとした紙一枚だけど、もらってみると意外と気分がいいものです。
選挙には毎回行っています
わたしは20歳になってから、すべての選挙に投票しています。国政選挙も地方選挙も欠かしたことはありません。「若者の投票率が低い」といったニュースを見るたびに、なんとなく悲しくなりますが、わたしにとって選挙は「行くのが当然」という感覚になっています。
ただ、そんな中でも今回、ちょっとだけ違う行動をしてみました。「投票済証、もらってみようかな」と思ったのです。
選挙に行ったことはあっても、投票済証を手にしたことがある人は、意外と少ないのではないでしょうか。
投票済証は申し出ないともらえない
投票所では、受付をして、投票用紙を受け取り、記入し、投票箱に入れて…という一連の流れを終えたら、自然とそのまま出口に向かってしまいがちです。実際、これまではいつもそうでした。
でも今回は、出口付近でスタッフの方に声をかけてみました。「あの、投票済証って、もらえますか?」と。
すると、すぐに紙を一枚手渡してくれました。これ、こちらから申し出ないともらえないんですね。自動的に配られているわけではないので、声をかけてみる必要があります。
もらった投票済証は、とても簡素なデザイン。地元・埼玉県川越市のものは、装飾もご当地感もほとんどなく、まさに「証明書」という感じでした。
もう少し遊び心があってもいいかもしれませんが、簡素であることで税金のコストが抑えられていると思えば、それも納得です。
投票済証を見せると地域によっては特典もある
調べてみると、全国の自治体のなかには、投票済証にデザイン性を持たせたりしているところもあります。
イラスト入りのものや、中には「この投票済証を提示すれば、飲食店や施設で割引やサービスが受けられる」といった地域もあるそうです。まさに、地域ぐるみで選挙を盛り上げようという取り組みですね。
残念ながら、わたしの地元・川越市内では、今のところそういった特典はありません(知る限りでは)。投票済証を持っていても、映画が割引になったり、ドリンクが無料になることはありません。
でも、だからといって「損した」とは思いません。むしろ、「投票した」という小さな証が手元に残るだけでも、ちょっといい気分になるのです。
ちなみに、SNSでは投票済証の写真をアップする人も多く見かけます。「ちゃんと投票したよ」という意思表示にもなるし、記念に保管しておくのもいいかもしれませんね。
投票済証をもらったからといって、特別な特典があるわけでも、何かが変わるわけでもありません。でも、選挙という仕組みに「自分も参加した」という実感を持てるのではないかなと。
わたしの一票で何かが変わるとは思っていません。でも、一票を積み重ねていくことが、未来をつくる力になると信じています。