「副業」ではない!会社員にこそ「複業」をおすすめする3つの理由
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、本業以外に副業を希望する、あるいは実際に副業を始めている人が増えてきています。
ですが、ぼくは「副業」はおすすめしませんが、「複業」は絶対やるべきだという考えです。
「副業」と「複業」は意味合いが違います。
「副業」は本業ではもらえる給料が少ないから、本業の終業後に深夜まで寝る間を惜しんで働くことだと思っています。
「複業」は、このあと書く3つの理由をかなえるためにするものだと思っています。
それぞれ説明したいと思います。
自分の「好き」「得意」を本業以外で発揮できる
たとえば、本業では経理をしているけど、実は写真が好きなんだ、あるいはプログラミングが得意なんだ、という人がいるとします。
その会社が写真関係の会社であれば、希望すれば社内異動して写真に直接関わる仕事ができるかもしれないけど、なかなかそうもいかない。
自分の好きなこと、得意なことを仕事にするって、すごく大事なことだと思うのです。
昔の人の考え方だと、「働くことは、苦労すること」のようなことを言われる人がいますが、それだけではないと、ぼくは思うのです。
苦労することももちろん大事です。
しかし、人生の大部分を占める、「働く」と言うこと。
そんな苦行ばかりの人生って楽しいでしょうか?
自分の「好き」を、「得意」なことを、ぜひ「複業」で活かしてみましょう。
もし本業の会社がつぶれてもいいようにしておく
特にコロナの感染拡大によって、企業の経営環境が厳しくなってきています。
かつて、日本の企業は社員の生活を守ってくれました。
会社によっては家族の生活も。
また、社宅制度があったり、職場対抗運動会や季節の祭など、社員やその家族を業務外のことまで会社が世話をしてくれる、まさに会社全体が「家族」のような文化がありました。
(ライフスタイルや趣味嗜好の多様化な今の時代からすれば、若干、ありがた迷惑にも思えたりもしますが・・・)
退職後も仕事を続けられたり、生活も死ぬまで安定して過ごせる。
会社の経営が危うくなっても、なんとか働き口を見つけてくれたりも。
そんな会社のためなら!と思えるでしょう。
しかし今は、一部でそんな文化が残っている会社はあるかも知れませんが、ほとんどの会社はそんな面倒は見てくれません。
しかも経営が傾いても社員の仕事も生活も保障してくれません。
であれば、自分でリスクヘッジしておく必要があるし、そのための「複業」をしておきたいものです。
働き手不足の抑止に貢献できる
少子高齢化が進み、労働人口も将来的に減ってきます。75歳を過ぎても働けと、政府は言っている時代です。
特に地方はそれが顕著にあらわれています。
たとえば、首都圏在住の人が、本業は東京の会社で。複業をふるさとの企業の仕事をリモートで。
あるいは、地方在住で本業は東京の会社の仕事をリモートで、複業は地元の企業の仕事や農業をする、ということだって出来る時代です。
ひとりでも多くの人が複業することで、働き手の不足を補えると思うのです。
複業すること自体は大賛成ですが、まだ政府も企業側も制度の見直しが追いついていない状況です。
ぼくは、複業の拡大は他の働き方改革とともに地域創生と一緒になって考えていくべきだと思っています。
そのあたりを、近々お話ししたいと思います。
【編集後記】
朝散歩したものの、いつもの猫らと会えず。
午前中は通院と整骨院へ(渋滞にはまる)。
午後は先週と違う猫カフェ(保護猫カフェ)へ。
【1日一新】
保護猫カフェに行った。