小江戸川越 桜のトンネルをくぐる春の舟遊
(旧サイトに2016年4月3日公開。平成29年1月8日移行、更新)
4月3日日曜日。
雲の間から時々日が出る感じの、暖かい春の日に、桜を愛でに新河岸川に散歩してきた。
蔵のまち(一番街)もたくさんの観光客が。
一番街にあるバスの停留所は、蔵をイメージしたデザイン。
蔵の街を通る人力車
大正7年(1918年)に国立八十五銀行本店として建てられ、国の登録有形文化財の指定を受けている、現在の埼玉りそな銀行川越支店。現役の銀行の支店でもある、蔵造りの建物、時の鐘と並ぶ、川越のシンボルの一つでもある。
時の鐘は現在、耐震工事中。
※定刻の鐘つきは平成29年1月10日再開!!
蔵のまちもたくさんお店があって楽しいのだが、何せ混む。
ぼくのおすすめは、高澤通りから菓子屋横丁の入り口を通り、NTT川越支店前に通ずる、いわゆる蔵のまちの「裏道」の寺町通り。
ここはお店が少ないからか、人通りも多くなく(高澤通りに近づくにつれて多くなる)歩きやすい。
寺町通りの途中には、うなぎ屋さんの前の水路に、発泡スチロールアートのカメレオンが立っている。この近くの菓子屋横丁付近には、発泡スチロールアートが所々置いてある。
旅番組や途中下車系の番組で最近よく取り上げられているが、これは元川越市役所の職員の方が退職してプロとして作られている作品だ。
高澤通りの名の由来である「高澤橋」から新河岸川沿いを下流に歩いて行くと、堰が見える。
昭和13年に竣工された「田谷堰」だ。
かつて4つあった堰の一つで、いま、この田谷堰だけが残っている。
このあたりから氷川会館裏付近まで見事な桜並木が続く。
満開のこの日、舟遊のイベントがあった。
かつて江戸と川越の交通手段だった新河岸川の舟運を、桜並木の区間を往復して再現している。
船頭さんがこぐ舟に乗って桜のトンネルをくぐる。
小江戸川越らしい、春の、桜の楽しみ方ですね。