太田パールホテルに宿泊してきた【群馬・太田】
群馬県太田市にて呑みがあったので宿泊先を探すと、どこも高い…。
仕事やきっちりした観光ではないので、できるだけ安いほうがいい。
とはいえ、ひどい宿ではなく、最低限普通に寝泊まりしたい。
そんな中、楽天トラベルで市内最安値だった「太田パールホテル」に泊まってきました。寝るだけのホテルと割り切れない私が実際に泊まって感じた“メリットと気になる点”をまとめます。
ビジネスホテル選びで外せない「快適性」について
私は、どこでも眠れるタイプではありません。
一部の快適なカプセルホテルを除き、基本的には 「寝るだけだから安ければいい」 という発想になれません。出張でも旅行でも、翌日のパフォーマンスに直結するので、ホテル選びは慎重になります。
特にこだわるポイントは次の3つです。
- 絶対に禁煙ルーム
- 朝食はバイキング(なければ和定食で“ごはんおかわり可”)
- 大浴場付き(温泉やサウナがあれば尚可)
普段は「ドーミーイン」を筆頭に、「リッチモンドホテル」「ダイワロイネットホテル」「ベッセルホテル(ベッセルイン)」あたりを狙います。
しかし昨今はインバウンド需要で、これらのビジネスホテルが驚くほど高騰しています。
特に東京(よほどのことがない限り、近いので泊まらないけど)、京都、福岡、そして時折札幌の“劇高っぷり”は異常です。
今回訪れた太田市にも、ルートインの上位クラス「ルートインGrand」があり、ここには私の好きな大浴場と朝食バイキングが揃っています。ただ、料金がかなり高く、今回の目的には合わず断念しました。
とはいえ太田市は企業城下町。ビジネスホテル自体は複数あるのですが、なぜか土曜宿泊でも平日の1.5倍くらいの値段。
宿泊当日はイベントがあるわけでもなく、需要の理由は謎です。
そんな中で見つけたのが、今回泊まった「太田パールホテル」。ここだけは、市内で突出して安かったのです。

昭和〜平成初期の雰囲気だが、部屋はちゃんとキレイ

東武伊勢崎線太田駅の改札を出て歩くこと3~4分。
南口の微妙な長さの歩道?を出て右に進むと、見えてくるのが太田パールホテルです。

事前に写真や公式サイトをチェックしていましたが、実際に訪れてみると外観・内装ともに昭和〜平成初期のビジネスホテルといった雰囲気。
(実際、創業33年だそう)
エレベーターは1基のみ、ソフトドリンクの自販機は(わかった範囲だけで)伊藤園のが1台だけという、少し物足りない設備です。
かつては大浴場とサウナがあったようですが、コロナ禍前に閉鎖されたとのこと。これは残念。



一方で、客室のドアこそ昭和感がありますが、中に入ると思った以上にキレイで、改装されているようです。

水回りは一般的なユニットバスですが、浴槽も便器もやや小さめ。
ただ、もっと気になったのは空調まわりです。

エアコンは最新式に交換されており、AIが自動で温度管理してくれるタイプのようなのですが、これが曲者で。
暑いのでAIモードにしてみると、何故かさらに暖かい風がきて、逆に暑くなるという謎仕様。
さらに、夜戻ってきて部屋が暑かったためエアコンをつけ、寝る前に切ったところ、エアコンが長時間“掃除モード” に突入。
1時間以上、音が止まず眠れませんでした。
家のエアコンはAIモードなんてないので、たぶん慣れれば快適だと思います。
ようやく眠りについた後も、今度は部屋が乾燥しすぎて喉がカラカラに。
軽く脱水症状のようになって目が覚めました。
チェックアウト後に気づきましたが、加湿器の貸し出しがあるみたいです・・・。
これは全室標準装備にしてほしいところです。

ベッドの上に、スマホの充電ケーブルが備え付けてあって、USB-CにもLightningにも対応してますが、私のiPhoneにはなぜか反応しませんでした(自分で持ってきた充電器とケーブルを使いました)。
コスパは良い。朝食1,400円は“今時の相場”よりむしろ安い
今回は食べませんでしたが、朝食はバイキング形式で1,400円。
最近のビジネスホテルの価格を考えると、むしろ“お手頃”な部類です。
そして、全体的にコスパは十分満足できるレベルだと感じました。
とはいえ、空調の使いにくさと乾燥は、私にとっては大きなマイナス。
「寝るだけだから安ければいい」という思考になれない私としては、そこはどうしても気になります。
太田で安く泊まる必要があるときの選択肢としては、十分にアリだと思います。

