休むことこそが成果につながる新しい経営戦略

「自分が休んだら仕事が止まってしまう」「個人事業主は休んでいられない」
そんな風に思っていませんか？

でも実は、経営者や個人事業主こそ、積極的に休むことが成果と継続のカギになります。

この記事では、休むことのメリットや効果的な休み方、事業を止めないための工夫について、3つのポイントに絞って解説します。

1. 経営者・個人事業主が「休む」ことで得られる3つのメリット

「忙しくて休めない」と感じている方ほど、休むことの価値を見直す必要があります。
経営者や個人事業主が定期的に休むことで得られる代表的なメリットは以下の3つです。

① 判断力と集中力が回復し、ミスが減る

睡眠不足や連日の業務によって、脳は確実に疲弊します。
経営判断のミスが命取りになりかねない立場だからこそ、脳と身体のリセットは必須です。

② 新しいアイデアや戦略が生まれやすくなる

忙しさに追われていると、発想力は鈍ります。
休むことで頭が整理され、新しい気づきやビジネスチャンスに出会いやすくなります。

③ 自己投資や長期的な視点を取り戻せる

短期的な業務を手放すことで、中長期のビジョンを練る余裕が生まれます。これこそ、経営者としての重要な仕事です。

2. 経営者が休まないことが招くリスクと、その対策

「休む暇がない」という状態は、長期的には大きなリスクを抱えていると言えます。
経営者・個人事業主が休まずに働き続けることで起こりうるデメリットは以下のとおりです。

① 健康を損なって事業が止まるリスク

経営者自身の体調が悪化すれば、事業活動そのものが停止します。
「自分が倒れたら終わり」な状態は、非常に危険です。

② ストレスによる意思決定のブレ

休みなく働いていると、ストレス耐性が低下し、冷静な判断ができなくなります。
これは、顧客や取引先との関係悪化にもつながりかねません。

③ 周囲が「休めない会社」と感じて離れていく

あなた自身が休まないと、従業員や協力者も「この人と一緒にいると疲れる」と感じてしまいます。
良い人材・パートナーほど離れてしまうのです。

【対策】休める仕組みを作ろう

• 仕事をマニュアル化・外注化しておく
• 自動応答や予約制にして時間をコントロールする
• あらかじめ「休み日」をGoogleカレンダーに入れてブロック

休みやすい環境づくりが、継続経営のカギです。

3. 経営者・個人事業主におすすめの休み方とは？

「では、どう休めばいいのか？」
ここでは、実際に取り入れやすい経営者・個人事業主向けの休み方のコツをご紹介します。

① 予定に「休み時間」を先に入れる

空いた時間に休もうとすると、いつまで経っても休めません。
「週に1回、半日だけでもオフにする」といったルールを決めて予定に入れてしまいましょう。

② ワーケーションやサウナなど「緩やかな切り替え」も効果的

完全に仕事を断つのが難しい方には、“半休型”のワーケーションがおすすめです。
自然の中で仕事しながら、休息を取り入れることで気持ちが整います。

③ 思い切って「デジタルデトックス日」を設ける

1日だけでもスマホやパソコンから離れる日をつくってみましょう。
デジタル情報から離れることで、脳が本当の意味で休まり、創造力が回復します。

経営者や個人事業主にとって、「休むこと」は未来のための投資です。
業績アップ・体調管理・人間関係の良好化——すべては、しっかりと休むことから始まります。

あなた自身の“経営資源”を守るためにも、今週末は予定に“休み”を入れてみませんか？

EGUYAN

富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション（Well is）代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。