「よそはよそ、うちはうち」では成長できない理由

会社の成長を阻むのは「よそはよそ、うちはうち」という考え方です。
他社の動向を無視し、独自のやり方を貫くことは、今の時代に適応できず、結果として人材確保や競争力を失う原因になり得ます。

「よそはよそ、うちはうち」の危険な落とし穴

家庭や個人生活では「よそはよそ、うちはうち」という考え方が通用することがあります。
自分たちのペースや価値観を守ることが大切だからです。
しかし、企業においてこの考え方は、競争力を失いかねません。
採用市場では、他社と比較されるのが当然で、条件や待遇が悪ければ誰も応募してこないし、入社してもすぐに辞めてしまいます。
他社の成功事例や業界のトレンドを無視することは、会社の成長を阻む大きな障害となります。

給料や待遇だけではない、企業価値の変化

一昔前は、低い給料でも「やりがい」や「成長」があれば人は集まっていました。
しかし、今はその価値観も大きく変わりつつあります。
人々は「働く場所」や「働く時間」、さらには「働く目的」など、より多様な要素を求めています。
例えば、他社がリモートワークを導入している中で、「うちはコミュニケーションを大事にしているから全員出社」というスタンスを貫くと、柔軟な働き方を求める優秀な人材を逃してしまうでしょう。

変わることを恐れず、企業の成長を促進する

「うちはうち」を強調するあまり、企業が進化を止めることはリスクが伴います。
DX化の遅れや危機管理の不備は、結果として企業の競争力を奪い、採用も難しくなります。
逆に、他社の成功事例を参考にし、自社に合った形で柔軟に取り入れることで、企業は変化に対応し、成長を続けることができます。
変わることを恐れず、未来に向けた戦略を持つことが、企業の持続的な成長に欠かせません。

EGUYAN

富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション（Well is）代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。