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商品名はインパクトが9割

eguyan
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いい商品をつくっても、名前を覚えてもらえなければ、なかなか広がりません。商品のネーミングには、語感やリズム、ベネフィット、そしてギャップや意外性が必要です。

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商品名は、覚えてもらえなければ始まらない

商品をつくるとき、中身にこだわるのは当然です。

おいしいものをつくる。
便利なものをつくる。
これまでにないサービスをつくる。

ただ、それと同じくらい「名前」も大事です。

いい商品でも、名前を覚えてもらえなければ、人に伝えてもらえません。

「あれ、おいしかったよ」
「あの店に売っている、なんとかっていうやつ」

これでは、せっかく気に入ってもらっても次につながりにくいものです。

だからこそ、商品の名前にはある程度のインパクトが必要だと思っています。

たとえば「東急ハンズ」。

現在は「ハンズ」という屋号になっていますが、2022年に名称が変わったあとも、いまだに「東急ハンズ」と呼ぶ人がいます。
(公式にも、2022年10月から会社名を「株式会社ハンズ」、屋号を「ハンズ」に変更したと案内されています)

「ソニープラザ」も同じです。

現在の店舗ブランドは「PLAZA」ですが、今でも「ソニープラザ」と言う人を見かけます。現在の公式サイトでも店舗ブランドは「PLAZA」と表記されています。

もちろん、長く親しまれてきた人気店だからという理由もあるでしょう。

それでも、かつての名前がこれだけ人の記憶に残っていることを考えると、名前の力は侮れません。

覚えられる商品名には「ギャップ」と「意外性」がある

覚えやすい名前をつくる方法はいくつかあります。

語感やリズムで惹きつける。
その商品で得られる体験、つまりベネフィットを伝える。
ターゲットを思い切って絞る。
ギャップや意外性を持たせる。

以前、朝活の活動を通じて地域活性化に取り組んでいたことがあります。

そのなかで、東京のカフェと一緒に富山の新しい名物を開発する(大げさな言い方ですが)機会がありました。

使ったのは、ピタパンと、富山名物のますの寿司です。

「ピタパンに、ますの寿司?」

普通はあまり結びつかない組み合わせでしょう。

かなりとんがった企画です。

もちろん、ますの寿司をそのままピタパンに挟んだわけではありません。

試作を重ねて商品にしたのですが、これが意外と合いました。

ますの寿司の酸味がピタパンと合い、思っていた以上にうまかったのです。

そして付けた名前が、

「焼きマス寿司の和風pita」

でした。

「ますの寿司」と「pita」。

富山の郷土料理と、まったく違うイメージの食べ物をひとつの名前に入れています。

この組み合わせ自体にギャップがあります。

「何それ?」

と思ってもらえれば、まずは成功です。

商品名を見ただけで、

「どんな味なんだろう」
「どういう食べ物なんだろう」

と気になってもらえる。

ネーミングには、商品の説明だけではなく、そうした「続きを知りたくなる仕掛け」も必要なのでしょう。

商品名は、少しくらい言い切ったほうが伝わる

本のタイトルにも、ネーミングのヒントがあります。

たとえば、

「○○が9割」

というタイトルです。

この数年、こうしたタイトルの本をよく見かけるようになりました。

もちろん、本当にその要素だけで物事の9割が決まるとは限りません。

話し方が大事でも、話す内容も必要です。
聞き方が大事でも、それだけですべてがうまくいくわけではありません。

それでも、

「○○が大事です」

より、

「○○が9割」

と言われたほうが気になりますし、記憶に残るでしょう。

これも、ある意味では「ギャップ・意外性を持たせる」ネーミングです。

商品名も同じではないでしょうか。

すべてを正確に説明しようとすると、名前は長くなり、無難になります。

特徴を全部盛り込む必要はありません。

商品の魅力のなかで、

「ここを一番伝えたい」

という部分を思い切って前に出す。

少しくらいとんがっていてもいい。

むしろ、万人に違和感なく受け入れられる名前より、

「何これ?」
「ちょっと気になる」
「誰かに話したい」

と思われる名前のほうが、商品を覚えてもらえる可能性は高まります。

いい名前は、商品の価値を変えるわけではありません。

でも、その価値に気づいてもらうきっかけにはなります。

商品名を考えるときは、「わかりやすいか」だけではなく、

「思わず誰かに話したくなるか」

という視点を加えてみる。

「焼きマス寿司の和風pita」をつくった経験からも、商品名には、少しくらいのギャップと意外性があったほうがおもしろいと思っています。

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EGUYAN
富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション(Well is)代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。

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