アナログかデジタルか。40代後半男子の葛藤
デジタルとアナログ。私は特にメモやノートなど「書く」領域で長年悩ましい問題と捉えています。
紙の本か電子書籍か。「読む」領域でも同様なのですが、今回は「書く」と言うことに焦点を当てます。
また、「IT化」という表現もできますが、ここでは「デジタル化」に統一することとします。
アナログ世代は急なデジタル化に追いつけていない
私たち(40代)の世代は、アナログ世代です。
一部の人はITリテラシーを持っていますが、多くの人はデジタルに対して抵抗を感じているようです。私の世代は、多くの人が大学生、社会人になってからパソコンは使うようになったものの、まだ多くのことはアナログでやることが多かったです。
西暦2000年前後のことです。このころは携帯電話やWindowsマシンの普及はあったけど、今みたいに全家庭に1台、スマホかパソコンがあるわけではなかった。携帯だってまだ保有率はそれほど高くはなかったと記憶しています。
2010年頃からでしょうか。スマートフォンが世に出回るようになってから、あらゆることがスマホ上でできるようになったりしたのは。
さらには、コロナ禍で我が国のデジタル化が遅れていることが露呈され、急にデジタル化が進んだような気がします。
お会計などのシーンでは特に。コロナ対策で非接触の考えもありましたし。
我々世代、もしかしたらもうちょっと下の30代の方たちもそうかもしれませんが、このような急なデジタル化に追いつけてない人もいらっしゃるのではないかと思います。
デジタル化推進は必然だが、弊害もある
私は仕事上、業務効率化を推進する立場にありますが、すべてをデジタル化するつもりはありません。
私自身は一応ITリテラシーがあると自負していますが(新卒で入った会社でSE(システムエンジニア)をやっていたことが役に立っている)、私が育ったのはどっぷりアナログな環境であり、日常生活ではアナログのほうが楽だったりすることもあります。
しかし、仕事の効率化やウェルビーイングな働き方の視点で考えると、この国の働き方はまだまだ無駄が多いと感じています。そのため、デジタル化を推進することは必然です。
私自身も、今では読書やメモもデジタルでやることもあります。荷物も軽くなり、思いついたことをすぐに行動に移すことができます。
ただし、私は「書く」ことをしなくなることでいくつかの弊害が起きているのではないかと感じています。実際、漢字をど忘れたり、文字が汚くなったり(時々メモした文字が書いた本人ですらわからないことがある)、目が疲れやすくなったりすることがあります。
デジタルかアナログか。
現在ではiPad本体と対応するアプリとペンを使って、メモやノートをデジタルで保存(PDFなど)できるアプリもあります。
手帳のようなアプリもあり、もはや紙の手帳は必要ないのではないかと思ったりもします。
私自身、iPad Air4を持っており、ノートアプリ「Goodnotes6」とジャーナル(手帳)アプリ「A Journal」を使用しています。
書くだけでなく、写真やPDFなども貼り付けることができ、随時PDFなどで保存することもできるため、紙の節約や長期保管にも向いています。
ただし、これは個人の好みの問題ですが、iPad Airは持ち運びにはやや大きく重いです。
外出時などに使用する場合はiPad miniを強くおすすめします。
また、メモ帳を予め開いてペンをそばに置いておけば、1秒で書き始めることができるというアナログの利点もあります。
これは慣れの問題ですが、アナログ世代の40代にはこちらのほうが使いやすいと思います。
特に私の世代以上の人は、デジタルをすごく嫌がる人もいますが(私の母(70代後半)、ですが)、どうも覚える気がない、情報の流出などセキュリティ面を懸念するなど、ネガティブ情報しか信じないので、頑なにアナログ派です・・・
世代問わず、どちらか一方にこだわるよりも、アナログ、デジタルのいいところをうまく使い分けることが大事なのではないかと思っています。