プロであっても人間。完璧を求めず「7割できたら成功」と考える
仕事でミスをすると落ち込みますし、「次も失敗したらどうしよう」と不安になります。でも、プロでもミスはします。
大切なのは完璧を目指すことではなく、練習を重ね、同じ失敗を繰り返さないことです。
「ミスをするのが怖い」のは当たり前
仕事でミスをすると、へこみます。
「なんでこんなこともできなかったんだろう」
「周りから仕事ができないと思われたかもしれない」
「次は絶対に失敗できない」
そんなふうに考えてしまうこともあるでしょう。
私も本番にはかなり弱いほうです。
独立する前は、人前でプレゼンをする機会がほとんどありませんでした。
それでも仕事上、会議で経営陣に規程改訂の説明をしなければいけないことがあります。
かなり緊張します。
事前に資料を何度も見直して、説明する内容も確認する。
それでも本番になればそんなこと関係なく、緊張します。
独立した今も、セミナーで登壇するときはとても緊張します。
資料をつくり、見直し、事前に練習もします。
それでも緊張するときは緊張するのです。
でも、それでいいと思っています。
緊張を完全になくそうとする必要はありませんし、すべてを完璧にやろうとする必要もありません。
ミスをしないことばかり考えていると、かえって身動きが取れなくなることもあります。
もちろん、命を預かる仕事や、一つのミスが重大な事故につながる仕事では、そんな悠長なことは言っていられないと思います。(いつもありがとうございます)
そうした高い責任と緊張感の中で働く方には、それに見合った待遇がもっと必要だとも思います。
ただ、多くの仕事では、一度のミスですべてが終わるわけではありません。
まずは、ミスを必要以上に怖がらないことも大切です。
プロ選手でもミスをする。完璧を求めすぎなくていい
プロ野球を見ていても、プロの選手がエラーをすることはあります。
守備の名手だからといって、すべてのプレーを完璧にこなせるわけではありません。
バッティングも同じです。
3割打てれば好打者と評価される世界です。
あのイチローさんでも、メジャーでの通算打率は.311。
裏を返せば、およそ7割近くはヒットになっていないわけです。
もちろん、野球と仕事をそのまま比較することはできませんが。
それでも、「プロはミスしない」と思い込まないだけで、少し気持ちは楽になるのではないでしょうか。
大谷翔平選手のホームランだって、すべてが完璧な当たりというわけではありません。
フェンスぎりぎりに入るホームランでも、ランニングホームランでも、1本は1本です。
仕事も似たようなところがあります。
100点満点の仕事しか認めないとなると、いつまでたっても自分にOKを出せません。
7割うまくいったのであれば、それは十分成功ではないでしょうか。
残りの3割は、次に改善すればいい。
特に、私たち一般人が毎回完璧な仕事をしようとするのは、なかなか難しいものです。
完璧を目指すことで動けなくなるくらいなら、まずやってみる。
そして、失敗したら学ぶ。
そのくらいの感覚でいないと、むしろ長く仕事を続けていられないのではないかと思ってます。
練習して同じ失敗を繰り返さない
完璧でなくていい。
とはいえ、「ミスしてもいいから何もしなくていい」という話ではありません。
ミスを減らしたいのであれば、やはり練習は必要です。
試合だけに出ても上手くなるわけではありません。
キャッチボールには相手が必要ですが、壁に向かってボールを投げて取る練習なら1人でもできます。
素振りもできますし、筋トレもできます。
ボールを使わない練習だってあります。
仕事も同じです。
本番以外でできることは、意外とたくさんあります。
仕事に必要な知識を覚える。
資料を何度も見直す。
人前で話す練習をする。
一度失敗した仕事の手順を見直す。
これもすべて練習です。
もちろん、間違えてはいけない作業を初めてするときには、ベテランの人に付き添ってもらう必要もあるでしょう。
ただ、1人で準備できることまで「本番で覚えればいい」としてしまうと、同じミスを繰り返す可能性が高くなります。
私もセミナーの前には練習します。
それでも、本番で思ったように話せないことはあります。
「あの説明はいらなかったな」
「ここはもう少し詳しく話したほうがよかったな」
終わったあとに反省することもあります。
でも、それを次に活かせればいいのです。
失敗そのものが問題なのではなく、何も振り返らずに同じ失敗を繰り返すことのほうが問題です。
ミスはするもの。
緊張もするもの。
だから、完璧を求めすぎなくていいと思っています。
7割うまくいけば成功。
うまくいかなかった3割から学び、だんだんよくなっていく。
そうやって練習と改善を積み重ねていくのではないかと。
失敗から学んでいきましょう。

